〜参加動機など〜
福島ひまわり里親プロジェクトは、小学校に取り入れた校長(現園長)が自園にも取り入れ、ひまわりを育てる中で知りました。以前に参加した職員の話を聞く中で、今現在の状況を伝える(知る)必要があり、地域とつながる機会となる活動だと感じたので継続して参加しています。
自分たちが育てたひまわりの花と背比べをする子どもの姿が、あまりにも可愛く、思わず写真を撮ったことをきっかけに、ひまわり甲子園にて自園の取組を発表させていただくことになりました。
東日本大震災のことが時間と共に風化されていく中、このプロジェクトを通して伝える機会を持てると考えております。
〜活動内容について〜
活動は、4年前(2016年:平成28年4月)からはじめていて
・友岡保育園 友岡こども園(2019年4月から移行)
・海印寺保育園(姉妹園)
・今里こども園(姉妹園)
・きらら保育園(近隣園)
・ひまわり保育所(近隣園)
で園の職員、園児、のぞみ鍼灸院 様と活動を行っています。
活動をしたことで下記の成果、効果がうまれました。
・福島の現状を知ることができた。
・支援団体(プロジェクトの輪)が増えた。
・大きな地震があったことを知ったり、ひまわりを育てたりする中でひまわりの成長を間近で見られ、種がたくさん採れた時、「福島の人に届けよう」と心が繋がる姿があった。
・ひまわりを育てる中で子どもたちが地震の恐ろしさや震災復興支援について学ぶ機会となった。
・ひまわり甲子園関西大会でプレゼンテーション発表をする機会を得て、若い職員のスキルアップの場を持てた。
〜参加しての感想など〜
・何かがあった時、アクションを起こす大切さを学んだ。
・ひまわりを育てていく中で、福島での大きな地震を知ったり感じたりする姿があり、「福島の人たちのためにひまわりを育てよう」という気持ちを育むことができた。
・種が繋がっていく・・・ということを子どもたちなりに感じたようだ。また、人や植物、生き物たちも地球の仲間であり、共に生活をしていくことを感じたと思う。
・3歳児クラスで初めてプロジェクトに参加した園児に、1年後4歳児になって再び種まきをする際、担任が「採れた種はどうすると思う?」と問いかけたところ、「福島の人に送る!」という答えが返ってきた。幼いながらに心に残っていたということに感動するとともに、継続して取り組み続けることの意味を感じた。
すくすくと育っていたひまわりが台風の影響で一部が倒壊した際に、直ぐに添え木を設置して立て直しましたが、福島のひまわりを倒したままにするわけにはいかないという強い気概が感じられたエピソードがありました。
今後、北海道の室蘭管理事務所で始めたこの活動を北海道の全ての管理事務所(札幌、旭川、岩見沢、苫小牧、帯広)に紹介され北海道内各地の高速道路に活動が広がる予定。
〜活動の中で印象に残ったエピソード〜
活動の中で印象に残ったエピソードとして
・たびくま君が来てくれたこと。
・長岡京市なら年間2回、夏だけでなく、年末年始にも咲かせることができました。
・福島ひまわりプロジェクトの種は、コーティングされている。
・ひまわりがたくさん咲いて、ひまわりロードの中を登園する子どもたちがとてもうれしそうな表情をしていた。
・ひまわり1つからもたくさん種がとれ、数を数えることに夢中になっている子どもたちもいた。
などがあります。
〜プロジェクトに対して〜
始めてから3年間は、ゴールデンウィーク後に種まきを行い栽培していたが、今年度は、2学期の始業式に種まきを予定している。理由は、花の咲く時期が夏季特別保育期間になり、クラスを解体し保育を行うので、新学期早々、取組の意義についても確認してからスタートさせたいと考えています。
福島ひまわり里親プロジェクト参加することで福島の「今」をプロジェクトに参加し続けることで伝えていきたいです。プロジェクトを通してひまわりに触れ育てる経験ができ、ひまわりを育てる中でひまわりの絵を描いたり歌を歌ったり、製作したりと保育の活動を様々な方向へと広げることができました。
大きなことではなく、「自分も誰かの役に立てるんだ」「自分のしたことで誰かが笑顔になってくれている喜び」を今の子どもたちに伝えていけるいい経験だと感じています。