〜参加動機など〜
福島ひまわり里親プロジェクトは、インターネットで知りました。NEXCO東日本では高速道路のサービスエリア・パーキングエリアを癒しと安らぎの空間とするため「花と緑のやすらぎハイウェイガーデンプロジェクト」を進めています、また「高速道路」と「福祉」が連携した取組みを「高福(幸福)連携」と呼んでいます。これから高速道路事業を通じて社会課題等に取り組むCSR活動の一環と位置付け取り組んでいます。またNEXCO東日本グループ全体として震災復興支援に積極的に取り組むこととしており「福島ひまわり里親プロジェクト」はこの主旨に合致しておりました。
〜活動内容について〜
2018年から参加し、NEXCO東日本高速道路株式会社 室蘭管理事務所が管理する道央自動車道の登別室蘭インターから大沼公園インター間にあるサービスエリア・パーキングエリアで
①NEXCO東日本高速道路株式会社 室蘭管理事務所グループの社員と維持作業を実施する企業の社員
②北海道社会福祉事業団 太陽の園の利用者さま
③北海道大谷室蘭高等学校の生徒たち
と活動をしています。
活動を通して、ひまわりが高速道路の環境を彩り、その花や緑がドライバーに心の安らぎや落ち着きをもたらすなど環境的効用がありました。私たちと福祉の高福連携によるひまわりの手入れはサービスエリアなど休憩施設の景観と美化を向上し高速道路を利用するお客様の評価を高めることができました。また、活動に参加した者同士の連帯感が深まりました。福祉施設の方にとって太陽の下での園芸作業は適度な運動となり体調を整えるなどの健康維持にも効果がありました。障害を持つ方がひまわりを育てることにより、上手く細微して達成の喜びを味わい自信を得るとともに働き甲斐や生きがいを産み出す結果となりました。
〜参加しての感想など〜
高校生:作業は大変だけど少しでも復興の力になればいいなと思う。
社員 :サービスエリアのハイウェイガーデンが明るくなりたくさんのお客さんが写真を撮っているのを見てうれしかった。
社員 :毎年ひまわりが咲くので福島のことを忘れない。
すくすくと育っていたひまわりが台風の影響で一部が倒壊した際に、直ぐに添え木を設置して立て直しましたが、福島のひまわりを倒したままにするわけにはいかないという強い気概が感じられたエピソードがありました。
今後、北海道の室蘭管理事務所で始めたこの活動を北海道の全ての管理事務所(札幌、旭川、岩見沢、苫小牧、帯広)に紹介され北海道内各地の高速道路に活動が広がる予定。
〜プロジェクトに対して〜
2018年9月6日に北海道もマグネチュード6.7の大地震(胆振東部地震)により被災しましたが、直ぐに「福島ひまわり里親プロジェクト」さんからお見舞いをいただきました。災害復旧に携わる中、非常に勇気づけられました。
ひまわりがつないだ縁により被災者同士の交流が深まったことに感謝致します。また実際に福島県に赴き「ひまわり甲子園」に参加させていただいた事で福島の今、そしてこれからを考えるとても良い経験となりました。
ひまわり里親プロジェクトに参加することによって微力ではありますが復興の一助になれればと思います。