〜参加動機など〜
東日本大震災以降、様々な都道府県の団体と連携し活動してきましたが、金沢市の団体で東北にも何度も支援物資を運んでいる方ともつながることができました。
その方は、老舗糀店の店主であり、その方が主催する新年会には全国各地からお客様が集まりましたが、そのとき招待されて参加していたのがチーム福島の半田理事長と当団体のスタッフ(鳥取市在住)でした。
半田理事長は、その新年会のゲームで[鳥取砂丘の砂]というプレゼン トを引き当てましたが、鳥取砂丘の砂は国立公園のため採取が禁止されています。
そこで「別の鳥取らしいものを送りますよ」と住所交換をする際に受け取ったのが、福島ひまわり里親プロジェクトの住所が書いてある封筒に入ったひまわりの種でした。
いただいた種をその春、自宅の裏に少しだけ蒔きました。我が家には庭がないので、小さなスペースでかわいそうだと思いましたが、夏には元気いっぱいのひまわりが咲きました。
「そうだ!みんなにも観てもらおう!」と、翌年は観光名所でたくさんの方が訪れる白兎海岸の近くに植えることに成功しました。それから毎年、この場所に植え続けています。
〜活動内容について〜
2014年の春、半田理事長と出会い、自宅に植えたのがスタートです。
神話「因幡の白兎」で有名な白兎海岸や白兎神社の近くに土地を借り、花壇を作っている。自生南限地として国の天然記念物に指定されているハマナスの花も近くに咲いており、年間を通して多くの観光客が訪れる場所です。
白兎地区の方々はもちろんのこと、県内外からたくさんの方々に参加していただいています。小さな子はまだ歩くことができず乳母車に乗っているような子からおじいちゃんおばあちゃんまで様々な世代が集まっています。毎年楽しみにしており、親子で参加してくれる家族もたくさんいます。
また、今年はむつみ保育園の園児と一緒に種まきをすることができました。少しずつ県内で活動が広まり、紹介していただいたご縁で実現することができました。
そのほかにも鳥取東高等学校やtottori mama’sのスタッフさんにも植えていただいており、様々なつながりができています。「毎年楽しみにしています」という声も聞く。年々、参加者が増えていてうれしく思っています。
〜参加しての感想など〜
毎年参加される方もおり、楽しみにしていただいているようです。
小学生のころお父さんと参加してくれていた少年が中学生になった。年中の男の子が参加しており、その子に一生懸命、プロジェクトを紹介したり、種の植え方を教えていたりする姿を見てうれしかったし、積極的に土をおこし、水やりをおこなう様子がたくましかった。子どもたちに少しずつこのプロジェクトの意味が伝わっているんだと感じました。
今年初めて、福島の子どもたちと交流を行う予定。岡山県津山市に保養に来ている福島や関東地方の子どもたちと一緒にこの夏、きずなのひまわりをみながらお絵かきをして、おいしいものを食べて交流します。
〜プロジェクトに対して〜
福島ひまわり里親プロジェクトに出会い、たくさんの方々とつながることができた。
子どもたちになぜこのプロジェクトをおこなっているのかをずっと続けていきたいと思っている。
子どもたちが人と人とのきずなを感じ、日々の生活の中でも優しい気持ちで過ごしてくれるようになったらうれしいです。
また、解決が難しい社会の問題に周りと協力しながら解決できるように行動できる子が育ってくれればいいなと思っている。そのために私たちは続けられる限り活動していきます。
※団体住所は、岡山県新見市ですがひまわりは鳥取県鳥取市で育てています。