みんなの声
里親の取り組み
5月23日、岩手県陸前高田市市で
NPO"再生の宿ヤルキタウン"様の向日葵プロジェクトによる
高田松原の国道へのひまわりの種まきが行われ
福島ひまわり里親プロジェクトの種も植えていただきました。
この日はヤルキタウンのメンバー様をはじめ
JR東日本様など五十名以上の方がご参加されました。
オープニングセレモニーでは、陸前高田市の久保田崇副市長様が
お見えになり
「復興まで時間が掛かるだろうが、陸前高田市の市民の皆さんにとって
元気や希望を目に見える形で与えてくれる大変意義のある事業です」
とお話をくださいました。
久保田崇副市長様はさらに、
「尊い思いをもった福島ひまわり里親プロジェクトを是非広げていきたい。
福島にひまわりの種をお返しできるのが我々にも喜びとなります。
これが被災地間の交流のきっかけとなれば」
と、福島の方々へもエールを送ってくださいました。
気合の入ったオープニングセレモニー後、
半田理事長と久保田副市長による種まきが行われ、
いよいよプロジェクトがスタートいたしました。
花壇のない、瓦礫の残る歩道には、つるはしを使い土を掘って植えていきます。
陸前高田市は、3月11日の震災による津波により壊滅的被害を受けられました。
震災から一年以上たちましたがやっと瓦礫の分別が終わったところで
目につくところに山積みになっています。
このプロジェクトは、
陸前高田市の主要道に向日葵を植えることで
景観を良くし、"笑顔で復興"を目指すものです。
支援に来られる方々を向日葵でお出迎えし、
お帰りの方々を笑顔で見送りたいという思いがこめられています。
福島ひまわり里親プロジェクトのひまわりは、
日本百景・高田松原の7万本の松のうち、
唯一津波に流されなかった「奇跡の一本松」が見える
国道45号に2kmにわたって植えていただきました。
さらにこのプロジェクトでは45号線に交わります国道340号線にも
1kmにわたって植えられました。
この国道沿いのひまわりには、万が一もう一度自然災害が起こった場合、
何もなくなってしまった目印の代わりに避難誘導の道を知らせる役割もあります。
種は5月、6月、7月と三回に分けてまかれ、7月から9月の間、
陸前高田市の海岸沿いに明るいひまわりロードができます。
そして笑顔の復興に一役かったひまわりは
来年にはその種が福島で蒔かれ、また多くの人の笑顔をつなげていきます。
陸前高田市の皆様、再生の宿ヤルキタウン様
ありがとうございます。