ひまわり甲子園
ひまわり甲子園
2023年3月11日に「第10回ひまわり甲子園全国大会2023」を福島県富岡町の会場とライブ配信のハイブリット形式で開催いたしました。
第10回となる今回のテーマは
「想いの種(たすき)を 次の世代に」 ~未来に向かって咲くひまわり~
次世代を担う子ども・若者たちを中心に発表いただいた今大会は、大人にはない若年層ならではの視点でひまわりの取り組みを発表いただき、感動に溢れた、心温まる時間となりました。
ご参加、ご協賛、ご協力いただいた全ての皆様に心から感謝申し上げます。
■会場の様子
■オープニングアクト 山木屋太鼓 様
■14時46分に合わせて黙祷
■祝辞 一般社団法人とみおかプラス 代表理事 大和田 剛 様
■宣誓 福島県立ふたば未来学園中学校 3年 大和田 みず穂 さん
《第10回ひまわり甲子園全国大会2023 大会宣誓》
12年前の3月11日、私はここ富岡町で東日本大震災を経験しました。
3歳になったばかりだった私は、富岡での生活や地震のことを覚えていません。
ただ、震災を経験したことで、私の中に刻まれていることがあります。
それは「今日と同じ明日が来るとは限らない」ということです。
私は今、中高一貫校に通っていますが、そのまま高校へは行かず
来月から親元を離れ、鹿児島県にある学校へ通うことを決めました。
その学校は英語で日本の歴史や文化を学び、対話する力を大切にする学校です。
期間は1年間で、卒業しても私の最終学歴は中学校卒業となります。
家族以外にこの道を選ぶことを伝えると心配されることもありましたが、
ひまわりプロジェクトを始め、今まで出会った人たちが私の世界を広げてくれました。
私を私のままに受け入れてくれる人がいる。
笑って過ごせる今日がある。
私は今、幸せです。
私が選ぶ道は確かに大変だと感じることが多いかもしれません。
でも、私は後悔のない今日を大切にしたい。
私は、「ありのままのあなたでいいんだよ」と伝えられる人になりたいと思っています。
私に命をつないでくれた人たちがいます。
平和な日々を願ってくれた人たちがいます。
私は今、そのたすきを預かっています。
For you For Japan For NEXT
繋がれたたすきを次世代へと繋いでいくことを誓います。
2023年3月11日 福島県立ふたば未来学園中学・高等学校 中学3年 大和田みず穂
■全国より個人・団体合わせて7つの活動発表
①高森町立高森南小学校(長野県) 映像での発表
②学校法人菊武学園 菊華高等学校 保育・福祉コース(愛知県)
③茨城県立竜ケ崎南高等学校(茨城県)
④福島岳会陰大学短期大学部 保育学科 山田 沙也加(福島県)
⑤関西大学 社会学部 米澤 啓介(大阪府)
急遽欠席となり、資料配布
⑥愛知学泉大学 ライフスタイル学科(愛知県)
⑦NPO法人チームふくしま 理事・事務局長 清野 巽
■各発表に対してコメントをしてくださった皆さん
■活動報告 「ふくしまシリアプロジェクト」筑波大学3年 松井 新さん
■トルコ・シリア地震災害支援金の募集を行うきっかけをいただいた、ジャーナリスト ナジーブ・エルカシュ様よりご挨拶
■特別演奏
シリア出身作曲家 歌手 マアン・マリ 様
シンガーソングライター YATCH 様
■合唱 「ひまわり」
■司会 大和田紗希さん 大和田みず穂さん
今大会は、震災から丸12年を迎える日、そして、原発事故によって今もなお帰宅困難区域がある富岡町での開催ということで、弊方としても感慨深い大会でした。
また、これからの未来を担っていく子ども・若者たちに焦点を当てた大会だったため、とても心温まる大会でもありました。
改めて、ご参加、ご協賛、ご協力いただいた全ての皆様に心から感謝申し上げます。
今後も、ひまわりを通じて、福島の復興支援、そして、震災・原発事故の伝承伝達や次世代を担う子ども・若者たちが輝く機会創出に努めて参ります。