ひまわり甲子園
ひまわり甲子園
10月15日(土)に熊本県熊本市にある熊本市民会館にて、ひまわり甲子園2016九州・沖縄地区大会を開催しました。
ひまわり甲子園とは、「福島を、日本を元気にしたい」という想いで、ひまわりをシンボルにして、全国、福島県でひまわりを育てる中で起きたエピソードを発表する大会です。
九州・沖縄大会では4団体が、ひまわりを通じての想いやエピソードを発表して下さいました。
さらに、今年4月14日に熊本地震発生以降、ひまわりを通して活動されている「熊本ひまわりプロジェクト」を含め、熊本県で子ども支援、復興支援を行っている4団体が発表して下さいました。
会場には、熊本の子どもたちが描いてくれた絵が掲示されました。とても可愛らしい絵が沢山ありました。
黙祷後、開会挨拶。
九州・沖縄大会の主催者でいらっしゃる、「熊本ひまわりプロジェクト」代表の竹下賢二様よりご挨拶頂きました。
次に、半田代表理事より「福島ひまわり里親プロジェクト」の概要と福島の現状についてお伝えさせて頂きました。
その中で、福島県教育委員会の「子どもがふみだすふくしま復興体験応援事業」で熊本県を一緒に訪れた、松井里花さん、松井新さん、それぞれが震災後にあった感動エピソードを発表して下さいました。
次に、プレゼンター発表。
4つの学校・団体がひまわりを活用した取り組みを発表してくださいました。
トップバッターは、福岡県の里親さんである、有限会社グリンピース磯浜 代表取締役専務礒濱玄海様with100万輪の花プロジェクト様。
礒濵様は、第2回、第3回ひまわり甲子園全国大会のステージディスプレイを手掛けてくださいました。発表の前半は、そのように至った経緯を紹介してくださいました。後半は、10月4日に福岡県立ありあけ新世高等学校の生徒の皆さんとご一緒に福島を訪れたことになった経緯とその様子、そして熊本地震の復興イベントして行われる「100万輪の花プロジェクト」の取り組みについて紹介して下さいました。
続いての発表団体は、福岡県の里親さんである筑紫女学園大学様。
「ひまわりで笑顔をお届けプロジェクト」を発足して活動してくださっています。
発表の前半は、「ひまわりで笑顔をお届けプロジェクト」の過去の活動映像を紹介してくださいました。後半は、メンバーそれぞれが今年活動してきた内容を紹介し、「今後も自分たちの活動を知って頂けるようにしていきたい」と意気込みも語ってくださいました。
続いての発表団体は、佐賀県の里親さんである唐津市立浜玉中学校様。
平成26年度からプロジェクトに参加してくだっています。
発表の前半は平成26年度から平成28年度までの活動を発表して下さいました。後半は、「福島・熊本に唐津の風を送り続けよう」を目標に掲げ、福島のために、熊本のために活動していることを紹介してくださいました。
続いての発表団体は、福岡県の里親さんである福岡県立西田原高等学校様。
「ひまわり甲子園2016全国大会」でも取り組みを発表して下さいました。
今回の発表は、その全国大会で福島を訪れた際のことを発表してくださいました。福島市や津波の被害もあった相馬市を訪れたことで、復興はこれからだと一番に感じたと語ってくれました。そして、熊本でも地震が発生し、これからも我がごとだと思って支援していきたいと意気込みも語ってくれました。
プレゼンター4団体・学校の発表後、半田代表理事よりそれぞれの団体へコメントを頂き、感謝の気持ちを込めて、福島名産「薄皮まんじゅう」を贈呈しました。
次に、熊本ひまわりプロジェクト講話。
4つの団体・学校が熊本地震後の取り組みを発表してくださいました。
最初の発表団体は、「熊本ひまわりプロジェクト」の代表でいらっしゃる竹下賢二様。
「熊本ひまわりプロジェクト」は、今年4月、熊本市在住の竹下様が子どもたちの心の復興を目的として、ひまわりを被災地の子どもたちに植えてもらい、元気や希望を感じてもらうプロジェクトとして発足されました。福島ひまわり里親プロジェクトのひまわりで復興活動に取り組んでいただいています。現在、熊本市を中心に3,000名以上の子どもたちが参加をしています。発表の最後に「今年だけの活動にならず、継続的に行っていきたい」と意気込みを語ってくださいました。
続いての発表団体は、NPO法人子育て応援おおきな木の理事長でいらっしゃる木村由美子様。
NPO法人子育て応援おおきな木様は、熊本地震の被害が最も大きかった益城町で活動されているNPO法人で、0歳から3歳までのお子さんがいらっしゃる親御さんが集える場所の提供や子育てに関する講演会などを行っていらっしゃいます。今回は竹下さんとのご縁で、益城町での熊本地震後の活動内容について紹介してくださいました。
続いての発表団体は、熊本県玉名女子高等学校様の3年生。
玉名女子高等学校様は震災学習として、今年3月の修学旅行で福島県を訪れ、仮設住宅にお住いの方と交流したり、語り部さんから震災当時の様子のお話を聞いたそうです。そして、その1か月後に熊本地震が発生しました。「同じ熊本に住む私たちに何かできることはないか」と考えている際に出会ったのが「熊本ひまわりプロジェクト」だったそうです。そして、余震におびえる子どもたちや地域の方々に笑顔を発信しようという思いで、「玉名女子SMILEプロジェクト」という名前で活動を始めました。今後も福島、熊本を想う気持ちを忘れずに継続的に活動していきたいと語ってくださいました。
最後の発表団体は、「ガレキと一輪の花プロジェクト」の中村圭様。
「ガレキと一輪の花プロジェクト」は、 熊本地震の被害が大きかった西原町で活動されていて、被災者を元気づけ、共に成長し、復興へ歩んでいく、その証を被災者とボランティアで残していくプロジェクトです。世界中からいただいた応援メッセージも花と共に瓦礫がなくなるまで植えていらっしゃいます。西原町の現状やひまわり迷路の作成などの活動について紹介してくださいました。
次に、熊本で育てられたひまわりの種を玉名女子高等学校の皆さんから松井里花さん、松井新さん、たびくまくんへ受け渡しされました。
最後に参加された皆さんと集合写真。
今年の4月に熊本地震が発生し、その半年後にひまわり甲子園を熊本県で開催させて頂けたこと、とても大きな意味を持っていると感じます。
ひまわり甲子園を通して、想いをもって福島のために、熊本のために、日本のためにと活動している仲間たちが集まり、共有することで新たな力や絆が生まれます。また想いを持つ仲間たちがたくさんいることを再確認したり、再発見できる場であり、また次へ踏み出す大きな一歩にも繋がっていきます。
▼映像
■福島子ども講話 松井 里花
■福島子ども講話 松井 新
■有限会社グリンピース磯浜(福岡県)
■筑紫女学園大学(福岡県)
■唐津市立浜玉中学校(佐賀県)
■福岡県立西田川高等学校(福岡県)
■玉名女子高等学校(熊本県)
■ガレキと一輪の花プロジェクト(熊本県)
ひまわり甲子園2016九州・沖縄地区大会を主催、活動発表をしてくださいました、「熊本ひまわりプロジェクト」代表の竹下賢二様、
素晴らしい取り組みを発表してくださいました有限会社グリンピース磯浜 取締役専務の礒濵玄海様、筑紫女学園大学様、唐津市立浜玉中学校様、福岡県立西田川高等学校様、
熊本地震後の活動を発表してくださいました「NPO法人子育て応援おおきな木」理事長の木村由美子様、玉名女子高等学校様、「ガレキと一輪の花プロジェクト」の中村圭様
ご参加くださった皆さま、
ありがとうございます。
10月15日(土)に熊本県熊本市で行われた、ひまわり甲子園2016九州・沖縄地区大会の様子が新聞に掲載されました。
毎日新聞 熊本地方版 2016年10月16日(日)
※毎日新聞社様のニュースサイトでもご覧になれます。
http://mainichi.jp/articles/20161016/ddl/k43/040/178000c
熊本日日新聞 2016年10月18日(火)
当日の様子のブログ投稿や発表映像は随時紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
毎日新聞社様、熊本日日新聞社様、ありがとうございます。